デザインは、一昔前まではデザイナーがするものでした。しかし、近年AIの進化が進み、ノンデザイナーの人でも簡単にデザインが出来る時代になりました。
数あるノンデザイナー向けのデザインアプリの中でも、Canvaがデザインのハードルを下げたのは間違い無いでしょう。
今回は、進化し続けているCanvaで出来ること、メリット・デメリットを踏まえて、どんな人(企業)に向いているアプリなのかご紹介したいと思います。
Canvaとは
Canvaは、オンライン上でデザインが出来るアプリです。テンプレートを選び、用意されている素材を足したり、フォントやフォントの色変更、写真の加工をしたり、アニメーションを追加したりとカスタマイズしていきます。
1からデザインする必要がないので、ノンデザイナーでも簡単にデザインができます。アプリの操作方法も視覚的に出来るようにUI設計されています。
Canvaは無料で使用できますが、有料プラン(Canva Pro)もあります。主な違いは以下の通り。
Canva フリー | Canva Pro | |
---|---|---|
料金 | 0円 | 12000円(年払い)/ 1500円(月払い) |
テンプレート数 | 25万以上 | 無料版+61万以上のプレイアムテンプレート |
素材数 | 100万以上 | 1億上のプレミアム写真、イラスト、オーディオなど |
デザインサイズ変更 | 途中からは変更不可 | いつでも自由自在にサイズ変更可 |
背景リムーバー | ✖️ | ◯ |
透過画像の保存 | ✖️ | ◯ |
SNSスケジュール投稿 | ✖️ | ◯ |
ストレージ容量 | 5GB | 1TB |
デザインの共有 | ◯ | ◯ |
ブランドキット登録 | ✖️ | ◯ |
個人でちょっと使う分には、フリープランで十分過ぎるくらいですね。
企業でCanvaを使用する場合は、迅速かつ臨機応変な対応、多数のプロジェクトを管理、ブランディングの一貫性を保つといったことも求められるので、Canva Proの方が向いていると思います。
また、個人事業主の方も人手や予算が限られている中でデザイン、プロモーション、マーケティングを行っていかなければならないので、やはり、一つのアプリでさまざまなことが完結できる Canva Proの方が向いていると思います。
常時、Canva Proの機能は追加されていますので、これからもどんどんCanva Proで使用できる便利な機能がが増えるでしょう。
他のCanva関連の記事もありますので、よろしければご覧ください。
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Canvaでデザインできるもの
基本的にCanvaにあるテンプレート、素材(写真・イラスト・フレーム etc)などを組み合わせてデザインをオンライン上でしていきます。
ここでは、数あるデザインテーマの中から人気のものを紹介します。
ロゴ
自分のイメージに近いテンプレートから、ロゴを自分好みに作り変えることが可能です。ロゴタイプ(飲食系・教育系・WEB系など)を絞り込んで検索すると、より早く自分のイメージに合ったテンプレートにたどり着けます。
紙媒体もの
紙媒体ものの種類も充実しています。
ポスター、チラシ、フライヤー、DMハガキ、パンフレット、メニュー、ウェディングペーパーアイテム賞状、チケットなど多岐に渡ってきます。
デザインをして、そのままCanvaで印刷入稿までできます。
SNS用コンテンツ
Instagram(投稿・ストーリーズ・動画)、Facebook、Youtubeサムネイル、動画編集など
写真の加工、テキストにアニメーションを簡単に追加したりと目を引くコンテンツをデザインできます。
ビジネス関連
名刺、プレゼンテーション、見積書、請求書、履歴書など、ビジネスシーンに必要なものがデザインできます。
プレゼンテーション テンプレートは、パワーポイントでは表現できない、おしゃれなデザインが沢山あります。
Web関連
Web関連は、バナー・Webサイト テンプレートがあります。バナーは、マジックリサイズで同じデザインのサイズ違いのバナーを数クリックで量産できます。
Webサイトは、デザインから公開までがCanva上で出来ます。
印刷サービス
Canvaでは、デザインから印刷までを完結することができます。難しい設定や操作はいらず、数クリックで入稿が完了します。しかも、印刷物は無料で自宅まで届けられます。
印刷できるものも、かなり種類が豊富です。これからも、種類やクオリティはアップデートされていくでしょうね。
メリット
何と言っても無料で始められるのは、嬉しいですね。
テンプレートや素材が豊富にあるので、1からデザインをしなくて良いの点は、考える時間と迷う時間の節約にもなりますね。
私はデザイナーなので、あれこれ考える時間も楽しいです。
デザインアプリの操作の複雑さもノンデザイナーさんにとってはストレスの一つですが、Canvaは視覚的・直感的に操作できるように設計されているので、簡単です。
デメリット
デザインにこだわり始めると、細かい設定が出来ないことに気づきます。やはりそこは、デザイナー向けのアプリでは無いので仕方が無いです。そこそこのデザインで良い場合は、全然気にならないと思います。
フリーユーザーでCanvaを使っていると、素材を検索する際に有料の素材ばかりが優先的に出てくることに気づきます。フリーで使用できる素材が、中々出て来ないので素材を見つけるにの時間が掛かるなと思いました。
そして、写真の背景を消したり、透明背景の画像が保存できないと、写真を効果的に使うデザインが上手く出来ないです。
写真の背景を消せれば、こんな感じの動きのあるデザインが出来ます。
また、途中でサイズが変更できないのも地味に痛いですね。なので、最初のサイズ設定が重要になります。サイズが変更になった場合は、サイズ設定し直して、デザインのパーツも配置し直す必要があります。
その点、Canva Proは、後からサイズを変更することが可能です。パーツの配置変更を心配する必要もありません。デバイスによるサイズ違いも、数クリックで変更完了です。
Canvaに向いている人(会社)とは
Canvaに向いている層は、一体どのあたりでしょうか。
デザインに予算や時間を多く割くことが出来ない個人事業主・会社にとっては、Canvaは強い味方ですね。
ブランドのコアとなるデザインはプロのデザイナーに任せ、そのコアデザインをCanva上で使用していけるのも、Canvaの強みです。
また、クラウド上でデザインシェアができ、リアルタイムで編集できるのも効率が良いですね。
まとめ
Canvaの特徴やメリット・デメリットを含め、Canvaに向いている人(企業)についてご紹介しました。
ここまで一つのアプリで完結できるのは、かなりの効率と時短になりますし、単純に凄いです。SNSコンテンツの管理もCanva上で一括管理ができて、エンゲージメントも追跡できます。
なので、Canvaはよりビジネスユーザー向けに設計されてたアプリと言えます。
私もクライアントさん専用のCanvaテンプレートをデザインしたりしているのですが、素材の多さ、機能、効率の良さに驚いています。これからも、Canvaはどんどん進化し続けていくでしょうね。
Canvaを使うかどうか迷っている方は、無料で始めることができるので、まずは試してみてはいかがでしょうか。
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