日本って、結構街中に欧文フォントが溢れていますよね。会社名、ブランド名、商品名などなど。日本にいながら、日常的に無意識に欧文フォントに触れているんですよね。
そして、デザイナーなら、コンセプトにバッチリ合った欧文フォントをスマートに選んで、いいデザインにしたいって思いますよね。
しかも、フォント次第でデザインの良し悪しが決まっちゃうくらい、フォント選びは大切です。デザイン初心者は特に、ガッチガチに意気込んでフォントを探しているうち訳分からなくなっちゃって、気が付けば、自分的にあまり納得いかないフォントを選んでしまったりして。
結果、デザインも微妙になっちゃって凹んじゃうんですよね。
今回は、ちょっと肩の力を抜いて、難しいことは考えずに、欧文フォントについて楽しく学べる本をご紹介したいと思います。
欧文フォントの種類
ざっくり言うと、欧文フォントの種類は
セリフ体は、大文字だと古代ローマで誕生した欧文書体の中で最もスタンダードな書体。伝統的、信頼感、品格を表すデザインに使用される事が多いですね。
サンセリフ体は、「サン」はフランス語で「ない」と言う意味で「サン(sans)」はセリフの無い、装飾的な要素の無い書体。シンプルさ、現代的、ミニマルなデザインに使用される事が多いですね。
スラブ体、セリフの部分が四角くて強調されている書体です。レトロ系、力強い系、ポスターなどのヘッドライン系に使われたりしていますね。
スクリプト体は、カリグラフィーや手書きのフォントで、フォーマルとカジュアルタイプがあります。フォーマルでは、ワイン、ウエディングでよく使われています。カジュアルでは、ビーチ・海、バカンス系の旅行・休日でよく使われていますね。
また、各フォントファミリー毎にウェイト(太さ)が設定されています。
エクストラライト、ライト、レギュラー、ブック、セミボールドなどなど。フォントによっては、12ものウェイトが設定されているものもあります。
フォントのふしぎ
欧文フォントのことを知りたい方の為に、欧文フォントについて写真なども見せながら、優しく分かりやすく説明してくれている本があります。
それが、フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?という本です。
著者自身がヨーロッパで活動している、欧文フォントデザイナーなので、分かりやすくフォントの歴史や国ごとで使われているフォントやフォントにまつわるあれこれについて、紹介してくれています。
写真や例が多く、とっても読みやすいので、特にデザイン初心者、ノンデザイナーの方にもオススメです。欧文フォントを知るきっかけになると思います。
有名ブランドのロゴに使われているフォントについての話が本の中で出てきます。なぜ、ブランドのロゴは高そうに見えるのか?、この解説は興味深かったですね。
時代に左右されず、タイムレスに使える欧文フォントについての記事もありますので、よろしければご覧ください。
実際に欧文フォントを選んで、いじってみよう
では、カフェのロゴをデザインの依頼を受けたとしましょう。
クライアントからのオーダー内容
試しにこの4つのフォントをいじってみます。デフォルト設定のままだと、詰まりすぎていたり、等間隔だったりで、ロゴとしてはメリハリがないので、調整していきます。
間隔、大きさ、位置を調整してみました。見え方が変わりましたね、ロゴっぽくなりました。
最後に色を入れます。こんな感じでフォントをいじってみましたが、どうでしょうか、どのフォントで作ったロゴがクライアントの希望に沿っているでしょうか?
まとめ
私は、本来デザインは楽しんでやるものだと思っています。でも、時代の流れで効率良く早くデザインすることが求められていて、デザインする事が苦痛になってしまうこともありますよね。
今回ご紹介したフォントのふしぎと言う本は、専門書というよりはもっと気軽に読める構成になっています。ですが、本の中で取り扱っている欧文フォントはメジャーなものばかりなので、タイポグラフィーの勉強にもなります。
私はオーストラリアでデザイナーをしているので、基本使っているフォントは欧文書体になりますので、馴染みあるフォントの話が知れて面白かったです。
そして、著者は本の中で「フォントは見た目で選んで、O.K」と言ってくれています。私もなんとなく思っていたことなので、「あっ、やっぱりそれでいいんだ。」って妙に納得しちゃいました。
本来デザインは楽しんでやるもの、フォント選びも楽しんで選んでいいんじゃないかなって思います。楽しんでできたデザインの仕事って、満足度も完成度も高いと思いませんか?
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