Instagramは、写真やビデオを共有するための無料のソーシャルメディアプラットフォームです。
一般人からセレブまで、世界中で使用されています。
ビジネスにおいては、マーケティングツールとして代表的なものとなりました。
Instagramを使う上では、写真の使い方(見せ方)が大変重要になってきます。やはり、ビジュアル重視のプラットフォームなので、そこを抑えておかないと、ユーザーに見てもらえません。
今回は、Instagramで使用する画像(写真)をもっと集客につなげる為に、画像(写真)を効果的にデザインする方法をご紹介したいと思います。
適切な画像サイズを知る
何気なく、Instagramに投稿している人が多いと思いますが。実は、画像サイズの規定があります。この規定に沿って、画像をデザインすると理想通りの画像を投稿できます。
サイズを無視して写真を投稿した場合、Instagramが自動的に写真をクロップするので、想像していたのとは違った見え方になってしまう事も起こります。
画像/ 動画の規定 | 投稿 | ストーリーズ |
---|---|---|
推奨 アスペクト比 | ・正方形: 1:1(推奨) ・横長: 1.91:1縦長: 4:5 | ・9:16(推奨) ・16:9から4:5 |
解像度の上限 | ・正方形:1936×1936ピクセル ・横長:1936×1016ピクセル ・縦長:1548×1936ピクセル | 1080×1920ピクセル |
解像度の下限 | ・正方形:500×500ピクセル ・横長:600×315ピクセル ・縦長:600×750ピクセル | 600×1067ピクセル |
画像ファイル サイズ | 30 MB | 30 MB |
画像ファイル 形式 | jpg、png | jpg、png |
動画の時間 | 1秒から120秒 | ・1秒から120秒 ・45秒から先は「このまま見る」をタップして 画面遷移が必要(画像では5秒間表示される) |
動画ファイル 形式 | mp4、.movなど、 ほぼすべてのファイルタイプ | mp4、.movなど、ほぼすべてのファイルタイプ |
効果的に魅せるビジュアルを作る
今回は、Canvaを使ってビジュアルを制作していきます。Canvaでは予めInstaram用のテンプレートが沢山用意されており、また、デザインに必要な写真やイラストなどの素材も沢山あります。
いちからデザインする必要が無い為、ノンデザイナーの方でも簡単にオシャレなビジュアルを制作することが可能です。
Canvaのホームページを開くと、デザインのカテゴリーが出てくるのでInstagramの投稿を選択します。
すると、1080x1080pxのブランクページが出てきます。ここでデザインをしていきます。まずは、Instagram投稿用のテンプレートを検索します。左の検索バーにキーワードを入力して、テンプレートを検索していきます。
今回は、カフェを宣伝する投稿を作成することにします。なので、キーワードをカフェと入れて検索してみます。
すると、沢山のカフェ関連のテンプレートが出てきました。海外のアプリなので、テンプレートの言語やデザインテイストが海外向けのものが多いですが、簡単にカスタマイズできますので、心配入りません。
テンプレートが決まったら、いよいよカスタマイズしていきます。
自分のカフェの宣伝なので、テンプレートに入っている写真を入れ替えます。ご自分のお店の写真をアップロードして、ドラッグ&ドロップで簡単に写真を入れ替えられます。
今回は、Canvaの写真素材の中から選びたいと思います。素材の中から写真を選んで、コーヒーで検索します。
気に入った写真を選んで、先程のテンプレートにドラッグ&ドロップで写真を入れ替えます。
写真が入れ替わりました。このままでもいいのですが、もう少しデザイン要素を加えていきます。今はグラデーションの背景が配置されています。少し圧迫感があってシャープすぎるので、ここを抜け感のある背景に変更しようと思います。
もう一度同じ写真を背景にも配置します。既に少し写真にぼかしが入っていますが、手前のコーヒーの画像をフォーカスさせたいので、背景の写真をさらにぼかします。
画像を選択すると、上に画像を編集という機能が出ています。クリックすると、フィルターや細かく画像を編集できる設定項目が出てきます。今回はぼかしの数値を8にして、さらに画像をぼかします。
そして、グラデションを上に配置しますが、ここで抜け感と奥行きを出すために、グラデーションの透明度を85%に変更します。グラデーションを選択すると、上に使用されている配色と編集機能が出てきます。右側にある、四角いアイコンが透明度を変更できる機能です。
次に写真のテキストをカスタマイズします。こちらもご自分のお店やブランドについての内容に変更します。
テキストに使うフォントも、お店やブランドのコンセプトに合ったものを選ぶとにより説得力も増し、情報が効果的にユーザーに伝わります。
ご興味のある方は、フォントについての記事もあるので読んでみてくださいね。
テキストボタンをクリックして、タイプします。フォントの変更は、上のメニューからできます。コーヒーの写真が、少し上品な感じにも見えるので、フォントも上品さを演出するものを選びます。
このままでもいいのですが、少し文字同士の間隔が空きすぎているので、調整します。
それと文字周りがちょっと寂しいので、コーヒーの湯気と癒しの雰囲気をあしらってみたいと思います。素材で検索して、イメージに合うものが見つかったら、文字の周りに配置します。
最後に、お店(ブランド)のロゴ(無ければ文字でもよし)とアクションボタン(クリックを誘導するボタン)を配置しました。クリック誘導ボタンは、フォロワー1万人以上いないとリンクを貼ることが出来ないですが、ユーザーの次のアクション(Webを見に行ったり、プロフィールを見る)などに繋がる場合がありますので、ぜひ配置しましょう。
アクションボタン(クリック誘導ボタン)は、例えフォロワーが1万人いなくても、配置しておいて損は無いと個人的には思います。
カスタマイズ後のビジュアルを見ると、シャープさが無くなって抜け感が出ているのが分かると思います。同じテンプレートを使っていても、ここまで雰囲気を変えることが出来ます。
こちらの制作したデザインをテンプレートとして無料でお使いいただけます。Canva上で、お好きなようにカスタマイズして、色々試してみてください。
こちらのテンプレートををCanvaで使用しても、ぐれこ側や他の人に、そのテンプレートを使用していることや編集内容を知られることはないので、ご安心くださいね。
ビジュアルを投稿する
Canvaは、このままInstagramの投稿ができます。ダウンロードの隣にある、ドットをクリックするとこの様にメニューが出てきますので、Instagramのアイコンをクリックします。
ただ、今の段階では一度に複数枚の投稿がCanvaからはできないです。今後のアップデートに期待ですね。
一度に複数枚投稿したい場合は、ビジュアルを個別にダウンロードして、Instagramから直接投稿します。ダウンロードボタンをクリックして、ファイル形式を選択し、その後ダウンロードしたいページを選択します。
今は、Instagramが直接デスクトップからも複数枚の投稿ができるようになりましたね。私は仕事柄、デスクトップに向かっていることが多いので、Instagramはもっぱらデスクトップから投稿しています。
効果的なビジュアルとは
例えば、Instagramの投稿を写真だけで、写真の上にテキストが無いと、ハッシュタグ検索をしてフィードに出てきた時に、他の投稿写真の中で埋もれてしまう可能性があります。ビジュアルに変化をつけることで数ある投稿の中でも埋もれずに済みます。
ユーザーは、一瞬で写真をクリックするかしないかを判断しているので、写真だけで勝負できるのは、既にブランディングが確立されている企業(人)か、よっぽどクオリティーの高い写真だけでしょう。
既にフォロワーになっているユーザーが、あなたの投稿を見ている分にはいいのですが、フォロワー以外の人が見ることも想定して、ビジュアルを制作する必要があります。
従って、投稿には一貫性とブランド力を持たせることが重要になってきます。クオリティの高い写真を用意するのは大前提として、そこにプラス、そのお店のコンセプトを表すフォント、色や使用する言葉の表現を効果的に使うことが大切なのです。
また、写真を見せたい部分を強調する為に、他の部分をクロップしたり、写真の向きを変えてみたりといった工夫をすると、より一層ユーザーのアテンションを惹きつけるビジュアルになるでしょう。
写真に載せる情報量
色々伝えたいことはあると思いますが、情報を詰め込みすぎると逆にユーザーに伝わらなくなってしまいます。
伝えたい情報は、極限までそぎ落とし、本当に伝えたいことだけにを載せましょう。また、テキストは写真に対して20%を超えないようにと、Metaの公式でも推奨しています。
写真の良さを邪魔しないように、写真と文字のバランスを考えてビジュアルをデザインしましょう。その他に伝えたい情報は、WEBなどに誘導して伝えましょう。
その他の情報
先にも述べましたが、フォロワー以外はあなたの事(会社・ブランド)を知りません。なので、認知度を上げる為に、ロゴを写真のどこかに配置しましょう。
そして、アクションボタン(クリックを誘導するボタン)も配置することもオススメします。投稿を見てくれたユーザーを見るだけで終わらせずに、次の行動に繋げましょう。
投稿にリンクを貼るには、1万人以上のフォロワーがいることが条件ですが、たとえリンクを貼ることが出来なくても、少しでも次の行動に繋げるために設定すべきです。以下にアクションボタンに設定できる項目をまとめました。
設定項目 | |
汎用性が高い | 詳しくはこちら、購入する、予約する、登録する、申し込む、見積もりをする、 お問い合わせ、ダウンロード、WEBをチェックする |
限定的な使用 | アカウント登録する、予約リクエスト、メニューを見る、クーポンを入手、 テンプレートをダウンロード、他の動画を見る、ゲームをプレイ、フォローする |
目的に合わせて、設定項目を使い分けましょう。例えば、カフェのランチメニューを新しくした場合は、アクションボタンの項目は“メニューを見る”。また、ECショップの場合は、“カートに入れる”、などが良いでしょう。そして、どの項目を使えば良いか分からない場合は、“詳しくはこちら”にしておけば、間違い無いでしょう。
ただ、アクションボタンの設定項目のハードルの上げ過ぎには注意しましょう。
商品を売りたいがあまり、“カートに入れる”の代わりに“ワンクリックで購入する”にしてしまうと、ユーザーの心理としては「興味はあるけれど、このボタンを押すことでいきなり購入することになってしまうなら押さないでおこう」と思われて、機会損失を起こしてしまう可能性があります。
まずは、ユーザーにクリックしてもらわなければ、何も始まりませんので、クリックしやすい項目に設定しましょう。
まとめ
Canvaを使ってのInstagram用のビジュアル作成の方法と載せるべき情報や注意点などを紹介しました。Canvaは、わかりやすいインターフェイスで視覚的に操作できるアプリとなっていますので、デザインの知識がない方でも操作しやすい作りになっています。
効果的なInstagram用のビジュアル制作に必要なことを、まとめると
今回の内容が少しでも皆さんのお役立てたら、嬉しいです。
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