海外生活って憧れますよね、なんかオシャレに見えるし。日本のような変なシガラミも無さそうだし。などなど、良いことばかり想像してしまいますよね。
私がオーストラリアで生活していて、実際に日本からオーストラリアに留学や仕事などでやって来た人達に会って、海外生活に向いている人と向いていない人には共通点があることに気が付きました。
今回は、オーストラリア(海外)生活に向いている人の特徴についてお伝えしたいと思います。これから、オーストラリアでの生活を検討している方々の参考になれば、嬉しいです。
海外生活に過度の期待をしない
SNSを見るとキラキラした素敵な海外生活の投稿が沢山アップされていますよね。しかしSNS上では、ほんの一部のキラキラした部分を切り取って投稿されているので、あれを真に受けると、期待と現実のギャップに打ちのめされてしまいます。
大体、オーストラリアが合わなくて早々と帰っていく日本人の多くは、オーストラリア生活への期待が大きすぎた人達でした。口を開けば、日本とオーストラリアを比べて「日本では〜なのに、オーストラリアは〜じゃない。」と愚痴っていましたね。

オーストラリアは、日本に比べて遊ぶ所が全然無くて、つまんないなぁ。
それに、日本のような安くてうまい店も無いし、コンビニもイケてない!
そうです、日本のコンビニは世界一です。

オーストラリアって、もっとオシャレなものが多いと思っていた。
日本だったら、夜遅くまで買い物できるし、オシャレなお店も沢山あるのにぃ。
キラキラ系SNSばかり見ていると、こう思っちゃいますね。
日本(特に東京)は、世界のトレンドが集中していると思います。日本ほど、色んなサービス、娯楽施設やショップがある国は無いですね。なので、それに慣れ切っている人はオーストラリアは暇でやる事がないと思ってしまうでしょうね。
シドニーでさえも日本人からしたら、田舎に感じると思います。
オーストラリアでの娯楽と言ったら、ビーチに行く、バーベキューをする、公園でピクニックするというように外で楽しむものが中心ですね。
無い物や手に入らないことをウダウダ言っていても、状況が変わる訳ではないので、こういうもんだと思ってその文化にどっぷり浸かって、どうやったらオーストラリアライフを楽しめるのかと視点を変えた方が良いですね。
不自由、新しい環境を楽しもうとする
これ、ホント大事です。当たり前ですが、文化が違うので、日本と同じ生活を送ることはできません。
まず、日本のようなハイレベルなサービスはオーストラリアだけで無く、海外では受けられないですねぇ。日本はコンビニやファーストフード店ですら丁寧なサービスを提供していますからね、本当日本はやり過ぎです。
そして、あの東京の正確に時間通りに来る電車は、本当に奇跡です。オーストラリアは、電車でさえも遅れて来ることがあります、バスなんてしょっちゅうです。しかも、ストなんて平日の日中に行われるので、ダイヤが大幅に乱れます。そしてそれに対して、腹を立てている人を見たことがありませんし、遅延届をもらっている人も見たことがありません。
なぜなら、この国で労働者が権利を主張することは、当たり前のことだからです。
また、日本にあるような食材は手に入らないし、手に入ったとしても、メチャクチャ高いです。2〜3倍なんて当たり前です、破産してしまいます。なので、代替え食材で料理をすることが多いです。例えば、日本製に拘らないで他のアジア圏で生産されたものを代替え品として使うとか。
逆に、日本より手に入りやすい物もあります。例えば、色んなタイプのチーズ、ワインやビールも安いし、クラフトビールの種類も沢山あります。また、フレッシュハーブ、色んな国の食材など。特にアジア系の食材は、アジアンスーパーがあるので手に入りやすいです。
オーストラリアで荷物を受け取るのは、本当に大変!
働いていると、オーストラリアでは自宅で荷物を受け取ることは、至難の業です。しかも、荷物の再配達はかなり微妙で、時間指定はかなりアバウト。配達時間は、朝7時〜午後4時の間とか平気で言ってきます。夜間、土日祝日は基本再配達はしていません。
置き配サービスもありますが、盗難の恐れもあるので都市部ではお勧めしません。
コンシェルジュのいるようなマンションに住んでいる人はともかく、その他の人達は自分で取りに行くか、荷物受け取り専用の住所に送るようにしていますね。
私も受け取り専用の住所を持っています。(Australia Postで受け取り専用の住所を取得できます。)
まぁ、それでも結局受け取り専用住所に、受け取りに行かないといけないんですけどね。しかし、土日もやっているので働いている人にとっては、それでも有難いサービスです。
不自由の副産物として工夫する事が自然とできるようになります。そして、工夫してうまくいって出来ると、めちゃくちゃ嬉しいです、これが不自由を楽しむことに繋がるんです。大袈裟かもしれないけど、達成感があります。
まぁ、いっか。と思える人
神経質でいちいち怒ったり、凹んだりする人は、海外生活では苦労します。まず、日本人同士のコミュニケーションでは無いし、本当に色んな人がいるので、いちいち真に受けて一喜一憂していたら病んでしまいます。
なので、嫌な事大変な事があっても、まっいっかと思って、受け流してさっさと次に行くことも大切です。臨機応変に立ち回って、いい具合に適当になりましょう。
運動したり、映画見たり、パーっとパプで飲んだり、さっさと寝て忘れちゃいましょう!
勿論、不当な扱いを受けたり、実害を被った場合は、スルーせずにちゃんと抗議しましょうね!
自分と違う価値観・文化を受け入れられるかどうか
オーストラリアは、移民国家です。本当に色んな人種がいます。日本人でも色んなタイプの人がいるのに、文化背景も育った環境も違う外国人なら、尚更自分と違って当然ですよね。
なので、日本の常識が相手にとっては非常識なんて事は、ザラにあります。
しかし、そこで相手を否定するのではなく、そういう文化背景・環境の出身の人なんだということで、相手を一度受け入れることが大切です。これができないと、いちいちイライラしてストレスが溜まります。
別に全ての人と仲良くやれと言っている訳ではないです、それは無理なんで。
基本的にオーストラリアは、違った価値観の人達がお互いを認め合って共存している国です。なので、お互いに気持ちよく生活できるように、ルールは結構決められていますね。法律も厳しく定められています。
だけど、意地でも日本と同じ生活にこだわる人もいる
意外に、こんな人も多くいます。

俺は、日本の生活をそのままオーストラリアでも実行してるんだ!
絶対変えたくない!

まぁ、別にいいけど。
都合良く、日本とオーストラリアのいいとこ取りしたいんだなぁ、この人。
この方、会社を経営されていました。会社自体も小さな日本って感じで、古ーい日本の会社がそのまんまオーストラリアにある感じでした。こういう会社、結構オーストラリアにまだあります。
働いている人種も偏っています、日本人かアジア諸国の人々ですね。日本のやり方をゴリ押ししている為、欧米人は働きにくいのだと思います。
今でも昭和臭のするの会社が実際にオーストラリアに結構存在しています。私は日系企業が海外で古い日本のやり方をゴリ押ししている方が、よっぽど生産性低いんじゃないかなって思ってしまいます。
欧米人は基本個人主義でドライ
それと、欧米人は日本人に比べるとフレンドリーだけど、かなりドライなので、最初はビックリするかもしれないですね。日本のように集団意識が強く、みんな一緒、皆んな仲良く!みたいな雰囲気はありません。
自分は自分、他人は他人の線引きがはっきりしています。
私は、日本特有のみんなで仲良く精神がどうも合わないので、この欧米のドライな感じがすごく自分に合っていています。みんなで仲良く精神を職場で発動されるのが本当に嫌でした。
仲良くするよりもまず仕事ができるようになる方が先だろって思っていました。
しかし、欧米では通っている学校の種類にもよりますが、授業が終われば皆それぞれ仕事などの予定があるので、そそくさと学校を去ります。
職場も一緒です、仕事が終われば、速攻プライベートモードになります。日本のような飲み文化はありません。オンオフ激しいです。
宗教の話は注意が必要
基本皆さん自分の宗教を持っています。それこそ、移民国家なので宗教も多種多様です。日本人は、無宗教の人が多いので、宗教に対する認識が低いと思います。
宗教の話はセンシティブなトピックスなので、慎重にする必要があります。お互いの宗教をリスペクトし、かといって自分の宗教を相手に強要してもいけません。それこそ、自分は自分、他人は他人で深入りしないのです。
自分の意見をはっきり言える人
そうは言っても、私もオーストラリアに来た当初は、まぁまぁ苦労しました。英語もそんなに喋れないから自分の言いたいことがなかなか言えなくて、辛かったです。
英語の問題もあるけど、気を使って自分の意見を言わないでいることは、欧米では自分の意見のない人だと見なされます。
誰も日本人のように空気読まないし、読めないので、どんどん相手の良いように解釈されてしまいます(良い人達ばかりでは無いので)。
文法なんで気にしないでどんどん自分の意見は伝えて行きましょう。そんなに英語を喋れなくても大丈夫、兎に角伝わればO.Kです!
実は喧嘩は、英語上達の練習になる
できれば喧嘩なんてしたくないですよね。でもね、喧嘩すると英語力伸びます、これはホント。
まぁ、喧嘩じゃなくても話し合いでもいいです。自分の意見や考えを伝えてみましょう。話し合いをすると、相手の意見にも耳を傾けるので、自然とリスニング力と語彙力や文法力もついてきます。
あと、カスタマーセンターに問い合わせなんてする場合も、良い練習になります。絶対に英語で話さなくてはならないし、しかも顔の見えない相手に分かりやすく説明する必要があるので、おススメです。
上達するには、喋ることが一番手っ取り早いです。もし、喋る相手がいなければ、映画やドラマの会話をシャドウイングするのでもいいです。ネイティブ特有の言い回しが覚えられるし、オススメですよ。
行動力のある人、フットワークの軽い人
何事も受け身では、始まりません。行動して、トライアンドエラーを繰り返し行える人って、最強だと思います。
早々に日本に帰って行ってしまった人達は、皆さん受け身で自ら行動しない人達でしたね。失敗するのが怖くて、でも楽して答えは欲しいっていう感じでしたね。
まず、一歩を踏み出すことが大切です。失敗するかどうかなんて、やってみないと分かりません。
私の友達に行動力のお化けがいます。だいぶ歳の離れた女友達なんですけど、彼女は38歳にして単身中国留学をし、毎日エステ行って、恋愛もして、中国生活を満喫していました。
帰国後も日本で仕事を掛け持ちし、婚活も精力的に行い、見事年下外交官の旦那を捕まえて、今は旦那の仕事で家族3人、ベトナムで暮らしています。
本当、彼女からはいつも元気をもらっていました。そして、幾つになっても行動できる人って、自分の欲しいものを必ず手に入れているなって思いました。
これは海外生活に関わらず、行動力って何においても大切なことですよね。
まとめ
今まで色々言ってきましたが、一番大切なことは、海外生活を楽しむことです。長く住むと色々な問題が出て来て楽しむどころじゃ無い時もあります。でも、それは日本で暮らしていても同じ事ですよね。
海外に行ける環境さえ整っているんなら、とりあえず、海外に住んでみるのは全然アリだと思います。実際に住んでみて、どうしてもオーストラリア生活が合わなければ、他の国に行ってもいいし、日本に戻れば良いだけのことです。
上で述べて来たことを参考に、オーストラリア(海外)生活に臨んでいただければ、まずそこまで驚くことは無いかと思います。前もって心構えが出来ると、行動しやすいと思います。
この記事が、オーストラリア、海外生活を検討中、または迷っている人の参考になれば嬉しいです。
海外生活を便利でお得にする方法
Wiseマルチカレンシー口座とデビットカードが便利でお得
Wiseは、海外在住者であるならば、その存在を知らない人はいないくらい有名なオンライン海外送金サービス会社です。Wiseの強みは、実際の為替レートで、安く、速く、簡単にオンライン上で送金できるところです。
実は、Wiseは送金だけでなく、他にも便利なサービスがあります。それは、複数の外貨口座を開設することができ、その口座から月々払いなどの引き落としも出来ることです。
また、Wise発行のデビットカードを使用することで、海外現地での支払いや海外オンラインショップの決済などもお得にスピーディーにできます。
海外でクレジットカードを使うと、クレジット会社の為替レートと海外事務手数料が発生しますが、Wiseデビットカードは実際の交換レートで且つ海外事務手数料も発生しません。
この機会に、便利でお得なWiseを検討してみてはいかがでしょうか。
Wise関連の記事
▶︎ Wiseマルチカレンシー口座とデビットカードが便利でお得
▶︎日本のオンラインショップでWiseデビットカードを使ってみた
▶︎【Wiseデビットカード】口座にある通貨以外で決済してみた
コメント