ここ何年かで、音声メディアサービスが急成長していますね。
Spotify, Apple Music, Amazon Music, Podcast, Voicy などなど、たくさんあります。
音声メディアの良いところは、いつでもどこでも、ながら聞きが出来るところです。
私も、ネットラジオやポッドキャストは移動時間中や家事をしながら、よく聞いています。
今回は、ずーっと気になっていたけど、試していなくて、ようやく使ってみた Audibleについての感想、メリット・デメリット、活用法についてご紹介したいと思います。
Audibleとは
Audibleとは、プロのナレーターが朗読するする本がアプリ上で聴ける、オーディオブックです。いつでもどこでも、通勤時間や作業時間などが読書の時間になるというものです。
Amazonのアカウントがあれば、簡単に始めることができます。とりあえずAmazonの「聴く」読書がどんなものなのかを、無料で30日間体験することができます。
Audibleサービス内容 | |
月額料金 | 1500円 |
タイトル数 | 40万冊(和書2万冊) |
聴き放題数 | 12万冊(和書1万冊) |
ラインナップ | ビジネス書、小説、洋書など多数 ポッドキャスト |
会員特典 | 聴き放題 単品購入30%OFF |
無料体験 | 30日間 |
会員の特典として、12万以上の作品が聴き放題。その中には、ベストセラー本も含まれています。
例えば、
『嫌われる勇気』
『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 』
『アウトプット大全』
『サピエンス全史』
『1%の努力』(ひろゆき著)
『2040年の未来予測』(成毛眞著)
『心理的安全性のつくりかた』 などです。
これが、月額1500円で聴けてしまうんですね。すごいですね!
聴き放題に含まれていない本や新作本は、30%OFFで購入することができます。
個人的には、ポッドキャストもおすすめです。種類もたくさんありますし、1エピソードがそんなに長く無いので、気軽に聴けるのが良いです。
入会・退会がしやすい
サービスによっては、入会は簡単だけど退会手続きが面倒くさいものもありますね。
しかし、Audibleは入会も退会もWEB上で簡単にできます。サブスク料の引き落とし日も、簡単にアカウント上で確認できます。
入会手続き時に、支払い方法がカードのみなので、カード情報を登録する必要があります。
少し前までは、海外発行のカードの登録ができなかったので、日本のAudibleが使えませんでした。最近、海外発行のカードも使えるようになったので、海外在住者にとっては大変ありがたいですね。
退会してもまた必要になったら、メンバーシップが直ぐに再開できる、この気軽に出入りできるシステムが良いですね。
ストリーミングでもダウンロードをしても聴ける
AUdibleでオーディオブックを聞く方法は、2通りあります。
それは、ストリーミングで聴く方法とダウンロードして聴く方法です。
ダウンロードして聴く場合は、ご自分のデバイスの容量を使うことになりますが、オフラインでも聴くことができると言う利点があります。
Audibleは退会してもアプリは使えますが、聴き放題のダウンロードした本は、聴けなくなります。購入した本は、引き続き退会した後も聞くことができます。
Audibleのメリット
Audibleのメリットは以下の7つです。
① いつでもどこでも聴ける
アプリを起動すれば、場所や時間を選ばずに、すぐに簡単に耳で読書することができます。
通勤時間、家事の時間、ちょっとした隙間時間を、有意義な読書の時間にすることができるのです。
忙しい現代人には、大変ありがたいサービスですね。
② 目が疲れない
長時間、読書をしていると目が疲れてくるし、集中力も切れしまいます。
Audibleの耳から聴く読書は、そういうことはありません。リラックスした状態で読書ができます。
③ 何度でも読み返せる
Audibleはプロのナレーターが本を朗読してくれるので、自分で読み進める必要がありません。アプリを起動するだけで、気軽に何度でも本を読み返すことができます。
ブックマーク機能を使って、重要な所だけを聴いて、再度頭に入れることが可能です。
④ 場所を取らない
紙の本は、本をしまう場所が必要ですよね。本が増えれば増えるほど、お部屋のキャパを占領してしまいます。
一方、オーディオブックはデジタルでかさばらないので、お部屋の中に保管場所を必要としません。しかも、本が劣化してしまう心配もしなくて済みます。
いちいち本を取り出したり、しまったりの動作の必要もなく、アプリをタップすれば直ぐにお目当ての本を呼び起こせます。
⑤挫折せずに最後まで読める
紙の本や電子書籍は、集中力が続かなかったり、本の内容が難しかったりすると読むのが苦痛になって、途中で挫折してしまう可能性があります。
しかし、Audibleは、自分で読み進めるわけではないので、よっぽどのことが無い限り途中で挫折することは無いと思います。
取り敢えず、途中で止めないで聴き続ければ、難しい内容の本でも少しは頭に内容が残っていると思います。一方、実物を読むのを読めてしまえば、そこまでの内容で終わりです。
⑥再生速度を自由に変えられる
私は、普段Audibleで耳読するときは、朗読速度を1.5〜2倍速で聴いています。1倍速だとちょっと遅いと感じるので、これくらいが丁度良いです。
それに、本を早く読み終えることができるので、たくさん読むことができます。速読が苦手な人にとっては、ありがたい機能ではないでしょうか。
一方、小説は、臨場感たっぷりに聴いた方が世界観に没入できるので、速度はそのままで聴いています。
⑦本の世界観や臨場感が得られる
特に小説は、世界観や臨場感にどっぷり浸かることができます。
私は、ハリー ポッターが大好きなのですが、英語版のハリーポッターは有名なナレーター (Stephen Fry)が朗読しています。日本語版のハリー ポッターは、聴き放題に入っていますが、英語版は含まれていません。
彼は、登場人物ごとに声を変えており、ハリーポッターの世界観と臨場感を声だけで表現していて、本当に素晴らしいです。特にハグリットが映画のハグリットと同じ声なんじゃ無いかって思うくらいそっくりです。
本当に映画を見ているような感覚で楽しめます。
Audibleは、英語の学習ツールとしてもおすすめです。
まずは、児童書や映画化・ドラマ化された本から始めるのが良いでしょう。速度も変えられるので(0.5〜3.5倍速)、リスニングの練習にもなります。
ハリー ポッターの英語自体も難しすぎる表現は使われていないので、内容を理解しやすいと思います。予め物語の内容を知っておくと、よりすんなり内容が入ってくるでしょう。
意外に著者本人朗読の自己啓発書やエッセイも英語学習にオススメです。英語自体も難しくなく、話し言葉で内容が進んでいくので、内容がスイスイ入ってくるし、言い回し方も参考になります。
おすすめ著書 ▶︎ Atomic Habits: James Clear 著 ▶︎ WILL: Will Smith 著 ▶︎ How to American: Jimmy O. Yang 著 ▶︎ Becoming: Michelle Obama 著
Audibleのデメリット
私の思う、Audibleのデメリットは以下の4つです。
①Audibleに向かないジャンルの本がある
Audibleにも向かないものがあります。
それは、じっくり読む系(難しい)の本。
ちょっと読んでみたいな的な本、ライトな本は、ながら聴きしていても全然大丈夫ですが、じっくり読んで理解を深めたいものは、本そのものを購入して読んだ方が良いです。
Audibleで向いているジャンルは、『小説』、『ビジネス書』、『自己啓発書』、『エッセイ』、『ポッドキャスト』です。
小説は、臨場感たっぷりに聴けて、結構没入できます。ビジネス書・自己啓発書は、論理立てて説明してあるので、すんなり頭に入ってきます。エッセイ・ポッドキャストは、もう何にも考えずに聴けます。
②全ての本が無料で読めるわけではない
Audibleは、全ての本が無料で読めるわけではありません。
新刊本は、そもそもAudibleに対応していない場合があります。しばらくすれば、Audibleに追加されるでしょうが、一刻も早く読みたい場合には紙本や電子書籍を買うしかないです。
また、新刊本ではなくても、Audibleの読み放題に含まれていない本もあります。
読み放題に含まれていない本でAudible対応の本は、会員であれば、30%OFFで購入することができます。アプリ上では購入できませんので、Amazonのサイトで購入します。
③ハイライトが引けない
紙の本に、重要だと思った箇所にマーカー(ハイライト)を引いたりする人も多いと思います。電子書籍にもマーカーが引ける機能がありますが、Audibleにはありません。
その代わり、ブックマーク機能というものがあって、気になるところをブックマークして、その箇所から聴くことができます。ハイライトとは、だいぶ違う機能ですね。
なので、ハイライトを引いて本を読み込みたい人には、物足りないかもしれないです。
④読み飛ばしがしずらい
本のチャプターの中でそこまで重要な内容では無かったり、内容が重複しているような所は読み飛ばしをしたりしますよね。
紙の本や電子書籍は、視覚的にそれがしやすいですが、Audibleではその読み飛ばしがしにくいです。
30秒ずつの先送り・巻き戻しの機能はありますが、その朗読内容(前後の文脈)が重要なのかまでを推測することは難しいです。
こんな方におすすめ
興味のあるジャンルから始めよう
活字が苦手な方や読むのが面倒くさい方は、耳からの方が本の内容を理解しやすい可能性があります。
アプリを起動すれば直ぐに読書モードに入れますので、まずは、興味のあるジャンルから読書を始めましょう。アニメ化された作品、著者本人が朗読している作品もあります。
興味のあるものから聞き始めて、これを繰り返しているうちに気がついたら、読書が習慣付いているでしょう。
ながら聴きにも注意が必要
時間を無駄にしたくない方にこそ、Audibleはおすすめですね。
私も移動時間、家事の時間にAudibleでながら聴き読書をしています。かなり時間を有効活用できて良いです。
ですが、注意が必要です。ながら聴きをする場合は、難しい作業(仕事)をしながらだと本の内容も頭に入ってこないどころか、その時している作業(仕事)のパフォーマンスも下がってしまう恐れがあります。
何故なら、人間は同時に複数のことを同じクオリティで行うことができないからです。
なので、ながら聴きをする場合は、している作業(仕事)がそれほど頭を使うことを要求されないものがベターです。
Audibleは、子育て中の忙しいパパ・ママの強い味方
実は、こんな使い方もできます。
家事をしている間のお子さんの子守役や、夜の寝かしつけ、車で家族旅行の道中にAudibleを活用するものありです。
パパ・ママが実際に読み聞かせるのが良いに決まってはいますが、現代の子育て世代の親は昔に比べると遥かに色んな事にコミットしなければいけなく、大変忙しいです。
こんな便利なものがあるのなら、使ってみないてはないと思います。お子さんと一緒にお話を聞いて、本の内容についてディスカッションしたりするのも、お子さんの考える力を養うのと同時に親子間のコミュニケーションが増えて良いと思います。
まとめ:まずは、Audible無料体験で耳で読書を始めよう
一通り、メリット・デメリットも含めAudibleについて説明してきました。
手っ取り早く、いつでも場所を選ばずに耳から読書ができるのが、Audibleの最大のメリットです。
しかし、手当たり次第耳読していても、本の内容が頭に入って来ないと意味がありません。
結論、自分の置かれた状況によって、Audibleを使い分けするのが良いと思います。
移動中なのか、隙間時間なのか、家事中なのか、作業中なのか、ただただ時間を持て余しているのか。
私は、移動時間中(徒歩も含む)に耳読するのが、本の内容が一番頭に入ってきます。なので、ビジネス書や小説を聴いています。
みなさんもAudibleの特性を活かして、有意義な読書の時間を過ごしてくださいね。
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